天小屋 女将
金木犀の香りと秋の光

自宅に大きな金木犀の木があります
嫁に来た40年前から植わっていたと思うのですが
当時の記憶にははっきりと残ってないなぁ・・・
大木となった金木犀が花を咲かせるのを待ち望むようになったのは
何歳くらいからだっただろうか・・・

色が少し例年より薄き気がするけど
あの香りは健在です

蕾が付いてから開花して枯れるまで
10日間は無いと思う
短い開花ですが命をつなぐための大切な時間です
この良い香りもあたし達へのプレゼントではなくて昆虫を呼ぶためで
おすそ分けを頂いてると思うと更にありがたく思えてくるから不思議です

金木犀が香ると秋の色が冴えてくる
大好きな色が連なるこれも今の時期です

一枝飾ってみる・・・・
この時期の光は
少しスモーキーな秋独特の輝きです
写真を撮るとよくわかる
柔らかい光

金木犀の香りとこの光
相乗効果・・・美しいです

今しか味わえない
香と光を思いっきり堪能します
皆様には枝を切って店前に飾りまして
香のおすそ分けのおすそ分け
遠慮なくどーぞ!