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  • 執筆者の写真天小屋 女将

お月見泥棒




中秋の名月だった昨日


この地域の軒先にはススキとお菓子がお月見のお供え物として置かれます



夕暮れ時になるとあちこちから子供達がこれを狙って現れます



今年は金曜日だし


コロナの規制もないし


去年より多めに用意したのだけど





あっという間に空っぽです




お月見泥棒


この土地に嫁に来て初めて耳にした風習です


店長さんはこの土地出身ですから身体に沁みついたお楽しみの夜



皆で集まって暗くなるのを待って足音を立てないように


家の様子をうかがいながらそっと盗むのが楽しかったとか



お供え物は


ふかし芋、栗、おはぎなんかもあったなぁ



って懐かしそうです



今や子育て世代の娘や息子たちが子供の頃は


学校帰りに集合場所を決めて


自転車で集まります






お菓子を入れる袋を手に出かけます



いったいどこまで回っていたのか確認は取れないけど


袋がいっぱいになると戻ってまた出かけていきます



お腹が空くと戻ってくるって感じでしたね



一晩で稼いだ戦利品を並べて自慢していた息子と娘は


昨夜は母と父の立場です





肝心かなめのお月様は出たり入ったり



眺める余裕もなかったね^^



令和の時代の孫たちは


車で移動ですから



危ないからだとは思うけど親の管理下では楽しみも半減だなぁ


って思ったりする




お菓子をもらった子たちは盗むどころか


「ありがとうございました」


なんて、礼儀正しいのです



時代の移り変わりと共に昔からの風習も変わってきて当然なのでしょうね








昔の楽しみ方は同時に危機回避のお勉強にもなったかもね


真っ暗い夜道は子供だけでは心配だけど



経験させたい気もする・・・高学年になったらやらせてみよう



遊びからの学びって確実に身に付くもの!




この風習は時代が移り変わっても続けてほしいと思うのです


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